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谷口英治「ムーンライト・ビカムズ・ユー」レビュー

今日は、実は一ヶ月くらい前にAmazonで買ってた谷口英治さんの新譜「ムーンライト・ビカムズ・ユー」をレビューします。

ムーンライト・ビカムズ・ユー ムーンライト・ビカムズ・ユー
谷口英治 (2006/08/23)
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Amazonの写真では気が付かなかったんですが、まず紙ジャケがいいですね。アートワークも美しいです。

クラリネットにピアノレスのギタートリオのカルテットですが、曲によってはクラとギターだけとかクラとベースのみ、あるいはクラだけなど編成のバリエーションも豊富で、アレンジもしっかり作りこまれてて聴き手を飽きさせません。

ミュージシャンは、もううまいのは当たり前ですが、ギターの畑ひろしさんは初めて聞く名前だったんですがイイです。
谷口さんとの絶妙な絡み、出過ぎず引き過ぎずの渋いながらもその存在感はこのアルバムの聴き所の一つだと思います。
と思ったらやはり「谷口英治カルテット・フィーチャリング畑ひろし」となってて、谷口さん自身のライナーによると「今回の編成は畑さん参加が前提」だったそうです。

その谷口さんのクラは言うまでもなく美しく、歌心あふれるメロはさすがですが、そのライナーを読んでなるほどと思ったのでちょっと紹介しますと、熱烈なシナトラ信奉者ではないが、子供の頃から歌番組を見ても後ろのバンドの方に興味が行ってしまう器楽人間だったと。これ自分にも言えますね。楽器やってる人は多かれ少なかれそうだとは思いますが、そのシナトラの声をバンド側から背中を眺めるような気分で聴いてきたのも事実で、こういった目線からのシナトラ・トリビュートだということです。

私もシナトラの名前は知ってるものの、歌とか曲についてはあまり知りません。でもここに入ってるのはスタンダードと呼べるものばかりで、どれも親しみやすく聴きやすい美しい曲です。

それからもう一つ感心したのが、プロデューサーの三具保夫氏の文にあったんですが、この12曲すべての歌詞を書き出して渡してたということです。
これは、「曲のコードさえ知っていれば事足りると思ってるジャズ・ミュージシャンがいるが多いが、スタンダードを演奏する時は歌手ではないからといって歌詞をおろそかにすべきではない」ということで、まったくその通りだと思いましたね。
ドキッとした人多いんじゃないですか?
谷口さんはレコーディング中もアレンジ譜と一緒に歌詞も置いてあったそうです。

全体にゆったりとした曲が多く、リラックスした雰囲気のアルバムですが、程よい緊張感が漂っていて、谷口さんの新たな一面を見たような気がします。今から次の東急コンサートが楽しみです。(まだまだ練習すべき曲は大アリですが)


今回このレビューを書くにあたり改めて思ったんですが、こんな素晴らしいミュージシャンの演奏をただBGMみたいに聞き流すのはもったいないなということです。別にいつもお世話になってる谷口さんだから言うんじゃなくて音楽全般についてなんですが。
もちろん音楽はどう聴いてもその人の自由なんですが、音楽をやってる方の人間はi-Podなんかに入れて外で歩きながら聞いてたりしてると、大事なところをというか良いところを聞き逃してしまう、本当の良さが分からないままになってしまうんじゃないかということです。
でも今のご時世、音楽だけをじっくり腰をすえて聴くってのはなかなかできませんので「ながら聞き」になってしまうことは多いです。
しかし楽器を日頃やっててうまくなろうと思えば、学べるところがすごくあるので、こういういい教材は有効利用したいものです。

それと、プログラミングされた音楽が幅を利かせてる今の音楽業界ですが、こういうジャズってすべて人力。改めて人間ってスゲーと思いましたね。機械ではこうはいかないでしょう。
その人間が大勢で作るビッグバンドなんて、とんでもなくすごいものが出来るんじゃないかと改めてヤル気が出てきたりして。

なんだかレビューじゃなくなってきましたが、そういうことを考えさせられました。


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